電気料金はコスト削減できるインパクトの大きい間接費の1つです。

工場や店舗などの業種に関わらず、電力の見直しは、経費削減に大きく貢献します。ほぼすべての企業で削減余地がありますが、特に、エネルギーコストが月額500万円、年間6000万円程度までの企業は、大幅なコスト削減が見込めます。

価格.comによると、電気を見直した企業の平均削減率は、15.1%にもなるということです。

以下のサイトで、業種別の平均削減率、電力規模別の平均削減額を確認できます。ご自身の会社の場合どのくらい電気代を削減できるか目安にしましょう。
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出典:価格.com

電気料金の見える化をする

電気料金のコスト削減を実行するために、まずは現行の利用状況の収集(月次の利用量・単価など)を行いましょう。つまり「コストの見える化」です。どの部署や施設に削減余地があるのか判断するためにも、ここが一番重要なステップになります。

ちなみに、電気料金は基本的に「基本料金」・「電力量料金」・「再生可能エネルギー発電促進賦課金”」の3つの合計によって算定されます。

基本料金は定額であり、電力量料金は変動するものです。それぞれの電力サービスごとに基本料金も電力料金も変わります。基本料金は契約電流が高くなるほど上がります。業者ごとに比較する際には、同じ契約電流の基本料金を比べるとよいでしょう。

電力量料金は「1kWhあたりの料金」は電力の単価のことです。使う電気量が増えるごとに電力量料金は大きくなっていきます。できるだけ単価の低いサービスと契約した方が電気料金を抑えやすいでしょう。

月々の電気料金の内訳の詳細はこちらからご確認いただけます。

出典:資源エネルギー庁

4つのコスト削減方法

見える化できたら次は具体的に電気料金のコスト削減を実行していきます。主に、4つのコスト削減方法があります。

1. 相見積もり・割引率の価格交渉
2. 見積もり代行・リバースオークションサービスの活用
3. 省エネ機器の導入
4. 補助金の活用

見積もり代行・リバースオークションサービスの活用

ここでは、見積もり代行・リバースオークションサービスの主要な事業者を3社ご紹介します。

<エネチェンジ>

エネチェンジの電気比較とガス比較は、郵便番号やひと月の料金などを入力するだけで簡単に電気料金、ガス料金をシミュレーション。電力自由化やガス自由化で選べるようになったたくさんの電力会社やガス会社からおすすめの会社やプランを比較して選べます。
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<新電力ネット>

新電力ネットでは、低圧(商店・事務所・工場等)の電気料金プランの比較表を掲載しています。また、法人・個人で電力会社切り替えをご検討の方におかれましては、無料で下記のスキームを提供しています。

【大規模家族・小規模法人】おすすめランキング:電気プラン乗換コム(外部サイト)
【小規模法人】年間電気代が200万円以下(目安):安価/適切なプランの選定・紹介サービス
【法人】年間電気代が200万円以上(目安):一括見積サービス(特高・高圧)
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<エネオク>

エネオクは、全国の小売電気事業者から最安の電力契約を見つけられるオークション型仲介サービスです。小売電気事業者がリバースオークション形式で競争して入札するので通常の相見積よりも大幅な安さを実現します。
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コスト削減効果は?

◆インパクト: 中 小
◆難易度:★☆☆☆☆
◆効果発現時期:短期 中期 長期

 

いかがでしょうか。インパクトが大きいコスト削減として、電気料金に着目してみました。今回は4つの電気料金削減方法の内、特に見積もり代行・リバースオークションサービスの活用についてご紹介しました。次回も引き続き電気料金の削減方法についてご紹介していきます。